
- 過去問の進め方が分からない
- 過去問の効率的な進め方を知りたい
- 志望校のレベルに早く近づきたい
このような悩みを解決します。
本記事の内容
- なぜ過去問が大事なのか?【大前提】
- 過去問の効果的な使い方3ステップ
- 過去問を買うべきベストなタイミング【結論:志望校が決まったとき】
過去問は、受験勉強において1番大切であるといっても過言ではありません。
それは、過去問は志望校からのメッセージで受け取らないと大幅に損してしまうからです。
詳しく解説していきます。
なぜ過去問が大事なのか?【大前提】
結論:志望校に1番早く近づく手段だから
過去問は文字通り、『その学校で過去に出された問題』です。
なので、過去問には過去に出された問題の傾向や、出る範囲などすべてが入っています。
それをなんとなくで終わらしている受験生というのは、まるでペンを持たずに受験しに行くようなもの。
そんなことする人いるの?
と思う人もいるかもしれませんが、本当にたくさんいるのが事実。
過去問は志望校からのメッセージ
過去問は、志望校の先生が『過去にこんな傾向の問題を作っていますよ~』というメッセージです。
いわば、道に迷ったときの道しるべのようなもの。
こっちが志望校への近道やで
イメージとしては、こんな感じですね。
その学校を受験するのに、近道を使わない手はありませんよね?
過去問によって勉強の効率が上がる
過去問をしていると、徐々にその学校が出す範囲が絞られてきます。
それによって勉強しないでいい範囲が出てきたり、重点的に勉強するべき箇所が生まれてきて、結果的に効率化できるわけです。
わかりやすくすると、以下の通り。
過去問で勉強効率が上がる理由
- 過去問を解く
- 勉強すべき範囲が見えてくる
- 勉強効率が上がる
逆に過去問をなんとなく解いている人は、勉強すべき場所が定まっていないので、合格までは果てしなく長い道のり。

過去問の効率的な使い方3ステップ
過去問の効率的な使い方3ステップは以下の通りです。
- 過去問の形式をサラッと確認
- 直近3年ほどをがっつり解く
- 時間を測って本格的に取り組む
以下で解説していきます。
ステップ①:過去問の形式をサラッと確認(志望校を決めてすぐ)
これは志望校を決めてすぐなので実力がついていないことがほとんどですが、必ず必要なプロセスです。
なぜなら、過去問の形式が分かってないと勉強の効率がガクンと落ちるからです。
志望校の問題形式を把握していれば、効率が上がります
よっしゃ今日から受験勉強始めるで~
このように勉強していても、過去問の形式が分からなければ、
せっかく勉強したのに過去問に全然出てないやん
というように、過去問には出ない範囲をしている可能性だってあります。
これを防ぐためにも志望校を決めたらすぐに過去問を買い、問題形式を知り、すべき勉強を考えましょう。
ステップ②:直近3年ほどをがっつり解く(少し実力がついた頃)
始めのうちは過去問を解いていても、
全然分からんし、もう勉強辞めたい
となってしまい挫折してしまうケースが多いですが、これは当たり前なので気にしたら負け。
そもそも勉強をしていて学力が伸び始めるのは後半に入ってからなので、少し学力がついただけでは過去問は解けなくて当然です。
過去問の傾向や頻出分野を調べましょう
この段階では過去問の傾向や頻出分野をしっかりと分析し、解けない部分を補っていきましょう。
例えば、以下のような感じ。
- 数学では場合の数と確率が頻出
- 英語は難しい単語もよく出る
- 物理では原子の範囲が出ない
このように分析することで、より効率的な勉強が可能になります。
ステップ③:時間を測って本格的に取り組む
この段階ではかなり実力がついている前提になりますが、ポイントは時間を測って本番と同じ形式で解くということ。
これを行うことにより、今の自分の実力と過去問とのブランクがどれくらいあるかを把握し、入試本番をイメージしていきます。
過去問の形式に慣れておくことも大切
また過去問を何年分も解くことにより、問題形式に慣れ、時間配分なども考えていく必要があります。
何年分も解き終わったら解くときのパターンを決めておき、どんな問題が来ても対処できるようにしておきましょう。
解答するパターンが染みついていると形式が少し変わっても対応しやすくなるので、何度もやりこむことが大切です。
振り返りも忘れずに
過去問を解き終わったら、
- どこで点を落としているか
- 時間配分は適切だったか
- どこが多く点をとれているか
このような点に注目して、振り返りましょう。
あとは、振り返りをもとに次の過去問を解き、足りないところは参考書等に戻って復習しましょう。
以上をまとめると次のようになります。
- 過去問を解く
- 振り返りをする+足りない部分は参考書等で補う
- 振り返りをもとに過去問を解く
- 振り返りをする+足りない部分は参考書等で補う
- 振り返りをもとに過去問を解く
これを繰り返すことで徐々に志望校のレベルに近づいていきます。
過去問を買うべきベストなタイミング【結論:志望校が決まったとき】
結論:志望校が決まったとき
志望校の形式を早く知っていればを勉強の効率がグンと上がるので、志望校が決まれば過去問を買いましょう。
もし過去問の形式を知らないまま勉強していると、違う道に進んでしまうことがありますので注意。
早く合格最低点超えないと
このように意気込んでいても、志望校の問題形式を知らなければ努力が水の泡です。
なので志望校が決まっている方は、過去問は早めに手に入れておきましょう。
まとめ:できるだけ早く過去問を始め、ライバルと差をつけましょう
過去問の効率的な使い方3ステップ
- 過去問の形式をサラッと確認
- 直近3年ほどをがっつり解く
- 時間を測って本格的に取り組む
「過去問は何回したらいいのか」という質問はよくありますが、最低でも2回以上です。
志望校の偏差値が自分の偏差値より低くない限り、志望校の過去問を1回で終わらしてはいけません。
過去問は復習しなければ感覚として身に付かないので、絶対に過去問を1回で終わらすことのないようにしましょう。