
このような疑問を解決します。
本記事の内容
- 『英文法ファイナル(標準編)』の4つの特徴
- 『英文法ファイナル(標準編)』はこんな人におすすめ
- 『英文法ファイナル(標準編)』の使い方3ステップ
本記事では上記のように、英文法ファイナル標準編について解説します。
この参考書は一言で言うと、関関同立・MARCHレベルの英文法の最終チェックができる参考書です。
英文法の基本は押さえたし、過去問に取り組む前に演習がしたい人にはピッタリかと。
今回はそのような点について詳しく解説していくので、ぜひ最後までご覧ください。
では、解説していきますね。
目次
『英文法ファイナル(標準編)』の4つの特徴
『英文法ファイナル(標準編)』の特徴は、以下の4つ。
『英文法ファイナル(標準編)』の特徴4つ
- テスト形式
- 問題の順番がバラバラ
- 解説量が豊富
- 弱点発見シート付き
詳しく解説していきます。
『英文法ファイナル(標準編)』の特徴その①:テスト形式
この問題集は計10回のテスト形式になっていて、標準解答時間がそれぞれに書かれており解答時間の目安にすることが出来ます。
各テストの構成は以下を参考に。
第1回 Step1 Part1
|
第2回 Step1 Part2
|
第3回 Step1 Part3
|
第4回 Step2 Part1
|
第5回 Step2 Part2
|
第6回 Step2 Part3
|
第7回 Step3 Part1
|
第8回 Step3 Part2
|
第9回 Step3 Part3
|
第10回 会話問題
|
各テストの構成はこのようになっていて、『Step』や『Part』には次のような意味があります。
『Step』
- Step1 絶対に落とすことができない問題
- Step2 合否が分かれそうな問題
- Step3 受験生の間で差がつく問題
『Part』
- Part1 動詞とその周辺
- Part2 形容詞・副詞・名詞とその周辺
- Part3 関係詞・接続詞・前置詞とその他の重要項目

このような人は第1回から順番に解いていけば問題ないですが、『Step』や『Part』によって順番を変えても効果的です。
『英文法ファイナル(標準編)』の特徴その②:問題の順番がバラバラ
この問題集は『NextStage』や『Vintage』のような英文法の参考書とは違い、問題の順番がバラバラになっています。
『NextStage』や『Vintage』は英文法の基礎を固める網羅系参考書です
『Vintage』に関しても解説しているので、気になる方は下記リンクからご覧ください。
-
-
『Vintage』の特徴と使い方を丁寧に解説【英文法はこれでOK】
続きを見る
バラバラになっていることによって、以下のようなメリットが。
- どこの範囲か意識せずに解ける
- より本番に近い形式
- どこが苦手かをあぶりだせる
『NextStage』等の網羅系の参考書では、範囲ごとに進めていきますよね。
しかし、そのようなやり方では『範囲を意識して』答えを出してしまうこともあるでしょう。
英文法ファイナルではそれがないので、本番を意識して演習ができるようになります。
実際の入試では英文法の問題のところに、
- 仮定法
- 関係代名詞
- 分詞
このような項目を書いているわけがないので、より本番に近い形でテストすることができると同時に、苦手をあぶりだすことができます。
『英文法ファイナル(標準編)』の特徴その③:解説量が豊富
この問題集は英文法の問題集にしてはかなりの解説の量があり、効率よく勉強することができます。
似たような表現が追加で記述されていたり、まとめて覚えるべき表現が書かれていたりと、その問題に付随する知識を効率よく得ることが出来ます。
『英文法は英語の基礎』とは言っても覚える量がかなり多いので、さまざまなパターンに対応できるようにすることも大切。
『英文法ファイナル(標準編)』の特徴その④:弱点発見シート付き
この問題集には『弱点発見シート』というものがついており、間違えた問題がどこの範囲に多く分布しているかというのを一目で見ることが出来ます。
問題の範囲がバラバラに出題されていても、どこの範囲をどれだけ間違えたかを集計するのはぶっちゃけめんどくさい。
しかし、英文法ファイナルの『弱点発見シート』は、間違えた問題を蛍光ペンで塗ったりするだけなので数えるのが簡単。
なので、すぐに苦手をあぶりだせます。
そこで間違えた問題を『NextStage』等の参考書に戻って復習することで、効率よく勉強することができます。
『英文法ファイナル問題集(標準編)』はこんな人におすすめ
以下のような人は、『英文法ファイナル(標準編)』がおすすめです。
- ひと通り英文法学習を終えた
- 英文法の総仕上げをしたい
- 『関関同立・MARCH』レベルの英文法を固めたい
それぞれ見ていきましょう。
その①:ひと通り英文法学習を終えた
この問題集は英文法の問題をバラバラにちりばめているので、そもそも基礎が出来ていないと意味を成しません。
英文法の基礎が固めってないのにこの参考書に挑もうとしている人は、勉強せずに試験本番に挑むのと同じこと。
つまり、やめておきましょう。
ここでの『英文法の基礎ができている』というのは、
- 網羅系の参考書はだいたい解ける
- 英文法の用語の意味がすべて分かる
- それぞれの項目について理解はできている
このような項目を満たしていればOK。
その②:英文法の総仕上げをしたい
この問題集は入試問題とほとんど同じ形式で、本番のような感覚で取り組むことが出来ます。
なので、英文法は1通り覚えたけど、入試前にもう1度確認して苦手をつぶしたい人には最適な問題集です。
『弱点発見シート』を使うことで苦手分野をあぶりだし、網羅系の参考書に戻って復習をしていれば英文法は完璧でしょう。
その③:関関同立・MARCHレベルの英文法を固めたい
この問題集は『標準編』なので、『関関同立・MARCH』ぐらいが到達レベル。
この標準編を完璧にして復習もしっかりすれば、関関同立・MARCHの英文法問題はほとんど解けます。
しかし以下のような志望校の人は、次の『難関大学編』を使うことも検討しましょう。
- 早慶
- 旧帝大
- 医学部
- その他関関同立・MARCHより上の大学
『英文法ファイナル問題集(標準編)』の使い方3ステップ
『英文法ファイナル』の使い方は、以下の3ステップ。
- 1つ目のテストから順に時間を測って取り組む
- 答え合わせをして解説を読み込む
- 間違えた問題を中心に繰り返し取り組む
詳しく見ていきましょう。
『英文法ファイナル』の使い方ステップ①:1つ目のテストから順に時間を計って取り組む
まずは1つ目から順番に取り組み、問題をどんどん解いていきましょう。
ここでの注意点は、以下の3つです。
英文法ファイナルに取り組む際の注意点3つ
- 本番を意識する
- できるだけ早く解く
- 標準解答時間内に解けるようにする
標準解答時間内に解こうとすると、意外と時間ギリギリになることもあります。
なので、できるだけ早くスピード感をもって解いていきましょう。
本番では『英文法にかけられる時間』はかなり少ないと思うので、どれだけ英文法問題のパターンを覚えているかが入試のカギです。
『英文法ファイナル』の使い方ステップ②:答え合わせをして解説を読み込む
間違えた問題にはチェックをつけて、『弱点克服シート』にも記しておきましょう。
ここで大切なのが、『問題が合っていたかに関係なく』解説を読み込んでおくことです。
正解した問題の解説の中にも知らない情報がある可能性もあるので、忘れずに見ておくことも必要です。
『英文法ファイナル』の使い方ステップ③:間違えた問題を中心に繰り返し取り組む
ステップ②でチェックをつけた問題を中心に取り組み、網羅系の参考書等でしっかり復習しておきましょう。
この最後の段階で多くの人は、「復習するのがめんどくさい」と感じると思います。
ただ、復習をするかしないかでかなり大きく差が出ます。
これを逆に周りと差をつけるチャンスだと考えて、しっかり取り組みましょう。

まとめ:英文法ファイナルを使って、英文法の総仕上げを行いましょう
『英文法ファイナル(標準編)』の4つの特徴
- テスト形式
- 問題の順番がバラバラ
- 解説量が豊富
- 弱点発見シート付き
『英文法ファイナル(標準編)』はこんな人におすすめ
- ひと通り英文法学習を終えた
- 英文法の総仕上げをしたい
- 『関関同立・MARCH』レベルの英文法を固めたい
『英文法ファイナル(標準編)』の使い方3ステップ
- 1つ目のテストから順に時間を測って取り組む
- 答え合わせをして解説を読み込む
- 間違えた問題を中心に繰り返し取り組む
この問題集を使うことで英文法の苦手をつぶし、最終チェックができます。
なので、英文法の総仕上げをしたい人はぜひ使いましょう。