
- 『Vintage』ってどんな参考書?
- 『Vintage』ってどんな人が使えばいいの?
- 『Vintage』ってどう使えばいいの?
このような疑問を解決します。
本記事の内容
- 『Vintage』の4つの特徴
- 『Vintage』を使うべき人
- 『Vintage』の使い方3ステップ
目次
『Vintage』の4つの特徴
『Vintage』の特徴は以下の4つ。
- 英文法のほぼすべての範囲を網羅
- 解説が詳しい
- 発音・アクセントの記載あり
- とりあえず情報量が多い
以下で詳しく解説します。
①英文法のほぼすべての範囲を網羅
Vintageは英文法の中でもオーソドックスな問題集で、英文法のほとんどすべての範囲を網羅できます。
ページ数も604ページとかなりの量があるので、英文法を忘れたときに辞書代わりとして復習したりできます。
すべての英文法の範囲を網羅できる参考書を使いたい
という人にオススメ。
②解説が詳しい
筆者はVintage以外の英文法の網羅系参考書をしたことがないので、
- NextStage
- 英文法スクランブル
- 1億人の英文法
上記のような参考書のことは詳しく知りません。
しかし友達に見せてもらったことはあるので、少し分かったことを書いておきます。
Vintageの圧倒的な解説量
他の参考書と比較して分かったのですが、Vintageは1つの問題に対する解説の量が半端ないです。
解説の内容は以下のようなイメージ。
- その問題のテーマである文法事項の説明
- 問題の解説
- なぜ他の選択肢がダメなのかの説明
- 追加で覚えておくべき事項の解説
- 重要表現や注意事項の記載
①と②はほとんどの文法問題に記載
英熟語やイディオムにはほとんど解説はありませんが、
- 仮定法
- 関係詞
- 比較
のような受験生がつまづきやすい上記のような範囲は、解説がとても多いです。
この解説量のおかげで、筆者も英文法を理解できて学校の食堂で感動したのを覚えています。
関係代名詞ってこういう仕組みやったんか
こんな感じでした。では次にいきます。
③発音・アクセントも載っている
Vintageには最後の方に『発音・アクセント』のページがあり、受験生が引っ掛かりやすいものばかり集まっています。
2021年から共通テストに変わり、発音・アクセントがあまり出ないらしいですが、大切な部分なので対策はしておきましょう。
CDもついているので音声学習が可能
Vintageには以下の3つの範囲にCDがついています。
- 会話表現
- 発音
- アクセント
筆者は特にアクセントに効果的だと思っていて、受験生時代に電車などでVintageのアクセントのCDを流しながら覚えていました。
結果センター試験ではアクセントで満点を取ることが出来たので、かなりオススメ。
④とりあえず情報量が多い
Vintageはとりあえず1ページあたりの情報量がかなり多いです。
上記で説明した、
- 文法事項の説明
- 問題の解説
- 他の選択肢がダメな理由
- 追加で覚えるべき事項の解説
- 重要表現や注意事項の記載
といった情報だけでなく、似たような表現なども上手くまとまっていて多くの表現を目にすることができます。
文法だけでなく他の重要事項もついでに押さえたい
という人にピッタリです。
『Vintage』を使うべき人
以下のチェックリストに当てはまったらVintageを使うべき。
- 赤シートを使って英文法を勉強したい
- 1冊で英文法のほとんどの範囲を網羅したい
- 詳しい解説が欲しい
- 熟語・イディオムも一緒に覚えたい
- その他の重要事項もついでに覚えたい
以下で少し深堀します。
①赤シートを使って英文法を勉強したい
Vintageは赤シートがついていて答えが隠せるので、とても便利。
よくノートの大事な部分をオレンジやピンクで書いて、赤シートで勉強している人にはVintageはピッタリです。
②1冊で英文法のほとんどの範囲を網羅したい
この参考書は基本的なものから発展的なものまで広い範囲の問題があるので、英文法のほとんどの範囲を網羅できます。
しかし難しい問題も紛れ込んでいるので、初学者が取り組むと、

となってしまう可能性もあるので注意。
③詳しい解説が欲しい
Vintageは解説の量が本当に多いので、
英文法をしっかり理解できるか不安やわ
という人でも理解しやすいので、安心してください。
④熟語・イディオムも一緒に覚えたい
イディオムだけでも約100ページある、Vintage。
最低限の熟語やイディオムだけを押さえたいという人は、Vintageだけでも十分です。
いちいち英熟語帳を買ってまで勉強したくないという人にはオススメ。
⑤その他の重要事項もついでに覚えたい
英文法だけではなく、重要表現や会話表現などさまざまな内容もついでに勉強したい人は、Vintageがあると便利。
ぶっちゃけ英文法以外の情報もかなり豊富なので、効率はかなり上がるのが事実です。
逆に、
情報量が多すぎて混乱しそう
という人には、あまりオススメできません。
『Vintage』の使い方3ステップ
Vintageの使い方は次の3ステップです。
- 範囲を決めてざっくり1周
- 少しずつ理解しながら進める
- 全問題を解けるまで反復
詳しく解説します。
step
1範囲を決めてざっくり1周
Vintageは基本的に量が多いので、すべての問題を解くには膨大な時間がかかります。
なので、『時制なら時制だけ』という風に範囲を決めてざっくり1周しましょう。
この段階は『全体像をつかむ』ことが目的なので、問題が理解できなくても気にしないことが大切。
初めから理解できない
とならずに、気にしないようにしましょう。
step
2少しずつ理解しながら進める
全体像をつかみ終えた次に必要なのは、『理解』です。
この段階では『すべての問題を理解する』ことを目標に、問題を解き進めていきましょう。
ぶっちゃけここが1番しんどい
英文法が苦手と感じる人の多くは理解で苦しむので、ここが少し大変です。
しかし、理解できないからといって1つの問題に時間をかけすぎてはいけません。
英文法は日本語とは全く違って直感的理解がなかなかできない場合も多いので、とりあえず放置しておくのも1つの手。
step
3全問題を解けるまで反復
ほとんどの問題が理解できるようになったらあとは『覚える』だけです。
すべての問題が解けるようになるまで何回も反復しましょう。
この参考書を完璧にしてしまえば英文法は早慶レベルまでたどり着くことも可能なので、根気強く頑張りましょう。
まとめ
『Vintage』の特徴
- 英文法のほぼすべての範囲を網羅
- 解説が詳しい
- 発音・アクセントの記載あり
- とりあえず情報量が多い
『Vintage』を使うべき人
- 赤シートを使って英文法を勉強したい
- 1冊で英文法のほとんどの範囲を網羅したい
- 詳しい解説が欲しい
- 熟語・イディオムも一緒に覚えたい
- その他の重要事項もついでに覚えたい
『Vintage』の使い方3ステップ
- 範囲を決めてざっくり1周
- 少しずつ理解しながら進める
- 全問題を解けるまで反復
ぶっちゃけ英文法はVintageさえやっておけば基本的に大丈夫です。
分量が多いぶんやり切った後は自信につながるので、気になった方はぜひチェックしておきましょう。