
- 『文系の数学 重要事項完全習得編』ってどんな参考書?
- 文系の数学って書いてるけど理系でも大丈夫なの?
- 『文系の数学 重要事項完全習得編』のレベルってどれくらい?
このような疑問を解決します。
本記事の内容
- 『文系の数学 重要事項完全習得編』の3つのメリット
- 『文系の数学 重要事項完全習得編』の3つのデメリット
- 『文系の数学 重要事項完全習得編』はこんな人におすすめ
- 『文系の数学 重要事項完全習得編』の次に使うべき参考書3選
目次
『文系の数学 重要事項完全習得編』の3つのメリット
この参考書のメリットは、以下の3つ。
- 良問ぞろい
- 解説がかなり丁寧
- 最重要ポイントだけを押さえれる
詳しく解説していきます。
メリットその①:良問ぞろい
この参考書は例題だけで150問しかないのですが、そのほとんどが良問。
僕は、良問が『その1問から学べることが多い問題』だと考えてますが、文系の数学はそんな問題ばかりです。
150問だけで数学1A2B全部カバーできるの?
と思う方がいると思いますが、それはできません。
しかし、最低限必要な受験によく出るところはしっかり押さえれます。
なので『網羅系参考書』と言われる、
- 青チャート
- フォーカスゴールド
- 4ステップ
これらのような参考書を、すべてやり遂げる自信がない人は、文系の数学がオススメ。
メリットその②:解説がかなり丁寧
本書は問題数が少ないぶん解説の量がかなり多いので、数学が苦手で疑問を残したくない人にもピッタリです。
よく間違えやすいポイントもきちんと書かれていて、まるで授業を受けているような感覚。
また『OnePointコラム』という欄があり、発展的な内容も少し書かれているので、よりレベルアップできます。
メリットその③:最重要ポイントだけを押さえれる
本書は数学の受験で最重要なことを中心に押さえれるので、効率は間違いなく良いです。
1か月もあれば余裕で1周でき、数学の基礎はあっという間に身に付きます。
本当に150問で大丈夫?
このように思うかもしれませんが、それは人それぞれです。
以下のチェックリストに当てはまる人は、他の網羅系参考書がオススメ。
- 数学の全範囲を残さず網羅したい
- 基礎を完璧にしたい
- 地道に勉強するのが好き
これに当てはまらない人は『文系の数学』を使いましょう。
『文系の数学 重要事項完全習得編』の3つのデメリット
この参考書のデメリットは以下の3つ。
- 全範囲を押さえれない
- 数3の範囲は入っていない
- 色んなパターンに対応できない
詳しく解説していきます。
デメリットその①:全範囲を押さえれない
この参考書は数1A2Bの範囲が入っていて150題なので、ぶっちゃけかなり少ない方です。
なので、数1A2Bの全範囲を押さえることはできません。
数学の基礎固めなんだから、基礎問題はすべてしておきたいな
このような人には、あまりオススメできません。
デメリットその②:数3の範囲が入っていない
この参考書は理系の方にもオススメできますが、数3の範囲は入ってないので別のもので勉強する必要があります。
ただ、数3の範囲を理解するには数1A2Bの理解は必要不可欠なので、数学の基礎固めとして本書で勉強するのはアリ。
文系の人は、ほとんど数3は使わないので心配いりません。
デメリットその③:色んなパターンに対応できない
本書は良問ばかりが集められていて良い参考書ですが、少し問題を変えられてしまうと対応できない可能性も。
文系の数学は『受験数学において1番典型的な問題』を扱っているので、そうなってしまうのは仕方ないんです。
センター試験レベルであればこの参考書と過去問だけで十分ですが、関関同立・MARCHレベルになると他の問題集も必要になってきます。
『文系の数学 重要事項完全習得編』はこんな人におすすめ
以下のチェックリストに1つでも当てはまったら、文系の数学を使うべき。
- 数学の基礎を固めたい
- 網羅系参考書をやりとげる自信がない
- 数学で最低限必要な問題だけをしたい
それぞれ見ていきましょう。
その①:数学の基礎を固めたい
学校や塾の先生が、口うるさく言うのが、
勉強は基礎が大事やで
だと思いますが、この参考書は数学の基礎をみっちり固めてくれるので、安心してください。
文系の数学 重要事項完全習得編
少ない問題と丁寧な解説で文理問わず基礎固めに何周もしたい。網羅系をこなせず伸び悩んでる人はまずこれを!#勉強垢#大北オススメ参考書 pic.twitter.com/o7tkaIcZLB— 大北あきや(数学講師) (@akiyaokita) April 7, 2020
このように、数学の基礎固めにおすすめされています。
その②:網羅系参考書をやりとげる自信がない
青チャート等の網羅系参考書は、多くの範囲を網羅できますが、途中で挫折する人が多いことも知っておくべき。
始めは意気込んでいても、
こんなのできるわけない
このように挫折する、という流れはもはや網羅系参考書の定番。
なので、網羅系参考書で挫折しそうな人は文系の数学を使うことが圧倒的にオススメ。
その③:数学で最低限必要な問題だけをしたい
網羅系参考書を使って隙をなくすのではなく、
とりあえず、典型問題だけは押さえておきたい
このような人にオススメ。
とりあえず、この参考書の問題をすべて完璧にできれば、数学の土台は完成します。
『文系の数学 重要事項完全習得編』の次に使うべき参考書3選
『文系の数学 重要事項完全習得編』を終えた後にすべき参考書は、次の3冊。
- 文系の数学 実践力向上編【文系向け】
- 理系数学入試の核心 標準編【理系向け】
- 大学への数学 1対1対応の演習【理系難関大向け】
『大学への数学』シリーズは計6冊あり難しいかもしれませんが、数学の世界に引き込まれるようなとてもおもしろい問題集です。
気になる方は自分に合いそうなものを選んで使いましょう。
まとめ:自分に合う参考書を見つけて、数学の基礎を固めましょう
『文系の数学 重要事項完全習得編』の3つのメリット
- 良問ぞろい
- 解説がかなり丁寧
- 最重要ポイントだけを押さえれる
『文系の数学 重要事項完全習得編』の3つのデメリット
- 全範囲を押さえれない
- 数3の範囲は入っていない
- 色んなパターンに対応できない
『文系の数学 重要事項完全習得編』はこんな人におすすめ
- 数学の基礎を固めたい
- 網羅系参考書をやりとげる自信がない
- 数学で最低限必要な問題だけをしたい
『文系の数学 重要事項完全習得編』の次に使うべき参考書3選
- 文系の数学 実践力向上編【文系向け】
- 理系数学入試の核心 標準編【理系向け】
- 大学への数学 1対1対応の演習【理系難関大向け】
この参考書を完璧にすると基礎が固まり大きな武器になるので、気になる方はぜひチェックしておきましょう。